about
はじまりのはなし〜⼤きな夢
2012年3⽉に代表である飯塚公知(ともかず)が⼤⼿⽯油会社を脱サラし、故郷の群⾺県へ家族で移住、農業未経験で有機野菜やハーブ栽培を始めたことが、私たち渋川飯塚ファームのはじまりです。
就農⼀年⽬、資⾦を投じて育てた野菜が全滅してしまったことがありました。愕然としていたところに、同じ畑の⽚隅に⻘々と繁るハーブを⾒て、「これを売るしかない」。ハーブコーディネーターの資格を持つ妻が趣味で育てていたハーブでしたが、この⼟地に合っているのか、農薬も使わず、肥料も⽔もやらずとも、すくすくとたくましく育つハーブたちに希望をもらいました。しかしハーブというと聞こえは良いですが、実際にはまだまだ馴染みのないものです。そんなものを⼿に取りやすいものにするにはどうしたらよいか。そこから群⾺の農産物に着⽬し、製品第⼀弾、群⾺県産フルーツにハーブを組み合わせたジャム「ハーブ×フルーツジャム」が⽣まれました。
また、わたしたちの農園は、"⽇本のへそ"と呼ばれる群⾺県渋川市、⼦宝の湯で知られる伊⾹保温泉のほど近くにあります。ここをハーブの⼀⼤産地として、ハーブ×温泉=癒しのまちとして発展させたいと、夢を⼤きく持って始めた事業です。最初は私たちの⼩さな動きでも、少しずつ波紋が広がれば⼤きな動きになる。いつか、榛名⼭麓がハーブで埋めつくされる⽇を夢⾒て。
夢に近づくための⼀歩
ハーブを馴染みのよいものにするためにどんな商品を作ろうかと考えたとき、気がついたのは「群⾺にはないものはないと⾔っていいほどたくさんの農産物がある!」ということと、同時にそのことがほとんど知られていないということでした。
ずいぶん前の話ですが、お取引している梨農家さんから⾊々な種類の梨を預かって東京のイベントで販売したとき、「これが群⾺で採れるわけがない!」とお叱りを受けたことがあったほどです(苦笑)だから私たちがやるべきことは、「農産物にひと⼿間加えることで⾒つかる美味しさ」を提供すること、つまり、群⾺の農産物に新しい価値を創造することだと思いました。
ハーブはそのための⼿段のひとつです。
⾷べて美味しいは当たり前、まずは美味しそうと⼿に取ってもらえるような可愛さや、⾷べてみたいと思わせる驚きある商品づくりをします。群⾺にはこんなに美味しいものがいろいろあるんだ!ということを知ってもらい、群⾺を訪れる⼈が増えて、伊⾹保で癒されて帰ってもらえたら嬉しいなぁと思うのです。
渋川飯塚ファームの価値観
群⾺の農産物に新しい価値を創造するために、私たちが⼀貫して持つ価値基準は、
「Push the Limit !」
渋川飯塚ファームは従業員・スタッフ合わせてたったの数名で農作業から全商品の製造・販売まで⾏っています。この⼩さなチームの私たちが、世の中に波紋を広げるために約束することは⼤きく3つ。
既存のやり⽅にとらわれず、⾰新的なアイディアとそれに伴う⾏動を起こします。
奇をてらうのではなく、渋川飯塚ファーム基準の本質的な美味しさを追求します。
⼀⼈⼀⼈が主体的にものを考え、癒しのまちづくりに向かって⾏動します。
少数精鋭であることは必然的に、⼀⼈⼀⼈が⻭⾞であってはチームを維持できません。めまぐるしく変化する時代の流れやお客様の要望に柔軟に対応するために、常に最⾼のクオリティで製品づくりをするために、夢を実現するために、1mmでも昨⽇の⾃分の限界を超える。このことを私たちの価値基準とし、行動することをお約束します。
business
profle
2012年3月まで出光興産㈱に在籍。ガソリンスタンド特約店への経営コンサルティングを行う。一念発起し2012年4月より故郷の渋川市に戻り農業を開始。趣味は高校時代から続けている登山をはじめとするアウトドアスポーツ。大学時代にはヒマラヤ山脈G2峰(8,035m)登頂。新潟大学大学院自然科学研究科修了。O型。
1981年新潟市出身。大手総菜メーカー㈱ロックフィールドや食品通販企画会社に勤務したのち結婚。2012年4月より夫とともに農家になる。会社員時代のフードコーディネートや商品開発の経験をいかし、趣味のハーブを使った農産物加工品の開発を行う。東京家政大学家政学部栄養学科卒。A型。